和装小物 > 雑誌掲載案内 > 七緒 vol.78に掲載されました Q.帯揚げで綸子系と縮緬系とではフォーマル度が違うのでしょうか。 A,光沢がある綸子系はフォーマル向き。縮緬系も箔や刺繍で格が上がります。 今から50~60年前は綸子地の帯揚げが全盛の時代でした。 訪問着などの染めのきものに生地の光沢が映えて、流行りの取り合わせでした。 最近では、生地の製造がなくなっているので、綸子にはあまり出会いません。 皆さんが綸子系と思っていらっしゃるのは、紋意匠縮緬地かもしれません。 品の良い光沢があり、地紋が織り出されています。 友禅のきもの地として、訪問着など幅広く用いられています。 この帯揚げはふっくらと柔らかい雰囲気になるので、訪問着や付け下げなどのフォーマル感のあるきものに合わせます。 以前はしぼが粗い縮緬の帯揚げは、袖など硬い織物によく合わせました。 ただ縮緬に刺繍や箔を加えると、格が上がると考え、お洒落として縮緬地の選択肢は広がっています。 【光沢系】 ■上の画像 主流となっている紋意匠縮緬地に飛び絞りの帯揚げ。淡い鶯色地で上品な光沢があります。 ご紹介商品 「絞り帯揚げ 輪出し白場取り小花」 ■下の画像 昔ながらの紋綸子地の輪出し絞りの帯揚げ。白地に臙脂の取り合わせは今も人気。光沢が大変豊かです。 ご紹介商品 「絞り帯揚げ 輪出し吹き寄せ」 【縮緬系】 縮緬地に金彩加工や刺繍が加わると、格が上がります。 セミフォーマルなどにもお洒落に使うことも。 ■上の画像 源氏香に箔加工した縮緬の帯揚げ。 ご紹介商品 「友禅帯揚げ 振金源氏香図」 ■下の画像 金駒の天神唐草の刺繍が施された縮緬の帯揚げです。 ご紹介商品 「刺繍帯揚げ 天神唐草」
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